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トップテクノ社長コラム 佐藤正和の生きる道!
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No.016 理想とする会社像
2018年06月01日


10代後半で独立してから、私は順調に事業を拡大してきました。一人親方から個人事業主に。会社を設立してからも、有限会社、株式会社として組織変更していき、本気で上場を考えた時期もありました。

そんな私にとって会社とは、どんな存在なのか。

それは人生の一部であり、なくてはならない存在です。絶対になくしてはならないと考えています。私が引退した後も、亡くなった後も、いま会社でがんばっているメンバーにあとを継いでもらい、存続させたいと考えています。

なぜか。一番の理由は、仲間、従業員の存在です。

正直、会社という形態は、私にとってそれほど意味を持ちません。大切なのは、家族同然の従業員が集まる場である、ということです。家族のような仲間がいつも一緒にいられる場所を残したいから、会社を潰したくないのです。

このような考えですから、業績が悪くなった時期も、リストラをすることもなく踏ん張りました。でも、考えてみれば当たり前です。一家の主である父の収入が減ったからといって、子どもを一人、家から追い出す親がいないのと一緒です。

ただ逆に、もし会社に私一人しかいなくなったら。そのときは会社を畳むことに対して抵抗はないと思います。

従業員は家族ですから、気心が知れた人と一緒に働きたいと思っています。そのため別の箇所でも触れていますが、従業員とはよく飲みにいきます。飲みながら親睦を含める、“飲みニケーション”をとても大切にしています。

最近は飲まない若者が増えたようですが、私はやめません。酒の席を通じて、従業員とのコミュニケーションはもちろん、仕事の話題、会社の方針などを決めることもあり、ビジネスにおいて重要な役割を果たしている場だと考えているからです。

ただ組織が大きくなるにつれ、従業員全員と飲みにいって話し合う、というのは現実的に難しくなるでしょう。そこで私は、近い距離にあるメンバーとの飲みニケーションを続けることにしました。最大で10名。そしてその10名との良好な関係性を継続していくことこそ、仕事を効率的に進めることができる、私の理想とする会社像だと考えるようになりました。

ロジックはシンプルです。私と綿密なコミュニケーションを図る10名が、私と同じように、自分の部下10名と同じように深い関係性を持つのです。イメージとしては、私を頂点としたピラミッドです。

その10名は、現場で働くメンバーのマネジメントをし、私にはその報告をします。極端な言い方をすれば、私は10名の下に連なる従業員とはそれほどコミュニケーションもとらないし、マネジメントもしません。

ただ以前は、このような組織体系ではありませんでした。私がとにかくがむしゃらに働き、会社の全スタッフにあれこれ指示を出していました。中小企業や同族会社に見られる、社長や経営一族をトップとした、その下に従業員が連なる構造です。

でも、あるとき、ふと気づいたのです。組織のトップが頑張りすぎていると、社員は疲れてしまうのでは、と。私自身、アクセルを踏み続けるのはしんどい、という思いもありました。車に例えるならば、常にアクセル全開で毎日ビジネスを切り盛りしていたわけです。

現在の当社はまだ私の会社というイメージが強く、私の顔で仕事の依頼がくることが多いからです。特に、法人からの案件は、これまで私が築いてきた実績と信頼で得ている部分が大きいです。

しかしこのままの状態では、私がいなくなったとき、会社の存続が難しくなってしまいます。それでは、冒頭話した想いは実現できません。ですから先のピラミッド構造をできるだけ早い時期に構築し、「私がいなくてもトップテクノは大丈夫」。そう思える組織にするのが今の課題です。

 









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