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トップテクノ社長コラム 佐藤正和の生きる道!
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No.020 人脈こそすべて
2018年08月28日


みなさんは普段、どのような人と一緒にいたり、遊んだりしていますか。仕事関係、幼い頃からの同級生、趣味を通じて知り合った仲間など、人それぞれだと思います。

私は、中学生までは学校の同級生と仲良くしていましたが、今は彼らとの交友関係は皆無です。高校に行かず、働き出した時点で、「同級生といつまで仲良くしていてもしょうがない。俺はもっと上を目指すんだ」と考えるようになりました。そのためには理想とする社長さんたちと仲良くなることが重要だと思い、実際に行動に移していました。

その結果、今では社長、大企業の重役、プロゴルファーやプロ野球選手など。自分が一目置くような人たちと豊富な人脈を築くまでになりました。ぱっと頭に浮かぶだけでも100名以上。実際にスマートフォンに登録している人数を確認したことはありませんが、かなりの数に上ると思います。そしてその方たちも私と同じように100名ほどの人脈がいるとすれば、ざっと計算して約1万もの人と繋がっていることになります。

私は、仕事もプライベートも人脈がすべてだと考えています。
仕事においては、今でこそデザイン力を武器にエンドユーザーと直接やり取りする案件が増えましたが、独立したての頃は、下請け仕事がほとんどでした。つまり発注元との良好な関係がなければ、仕事がもらえる状況ではありませんでした。
逆に、仕事を発注する際も人脈は重要です。腕のいい業者や職人さんは引手数多ですから、ふだんから良好な関係を築いておかなければ、いざというときに仕事を引き受けてくれません。

では私はどうやって現在の人脈を築いてきたのか。紹介します。

意識的に人と会う

まだ現場仕事をしていた10代の頃です。肩書きは社長とはいえ、ふだんは現場に出ていますから、発注元である不動産会社や建築会社の社長さんたちとは、なかなか顔を合わす機会がありませんでした。でもどうにかして、私はその社長さんたちと仲良くなりたかった。作業着姿の私とは違い、スーツをビシッと身に纏い、ロレックスなどの高級腕時計を身につけ、乗っている車もベンツなどの高級輸入車。そんないわゆる社長像に憧れましたし、自分もなりたいと考えたからです。

そうした人たちとどうしたら近づくことができるか。今考えると若気の至りと申しますか、図々しいとも思えますが、雨で仕事が中止になった日などに、発注元の社長さんに連絡をとり、オフィスを訪ねるようにしました。まわりの職人たちがパチコンに行くのを尻目にです。それも少し事務所で話した後飲みにいける夕方の時間帯を狙って行きました。

当時はいわゆる建築バブル。正直、仕事はいくらでもあり、どんな奴でも「仕事をください」と発注元を訪ねれば、もらえる状況にありました。ただ私は、仕事を獲得することももちろんですが、もっと先、彼らのようなポジションに行きたかった。だから同じように仕事をもらいに来ている同業者とは異なるアプローチで彼らに接していました。

大抵の業者のアプローチはこうです。頭を下げ、作り笑顔をしながら「社長、仕事くださいよ?。お願いします!」。いわゆるゴマすり戦法です。発注元の社長さんはそのような業者に対し、「ああっ、わかった。仕事はやるからもう帰れ」と、面倒くさそうに相手をしている場面を、私は何度も見てきました。

確かに仕事はもらえるでしょう。でも、私のもう一つの目的であるイケてる社長さんたちと人脈を築くステージには進めません。端的に言えば、気軽に飲みに行ったり、ゴルフに行ったりといった、仕事を超えたプライベートでの関係です。

では私はどのようなアプローチをとったか。まず「仕事をください」とストレートに言ったことは一度もありません。意識したのは「こいつ(佐藤)と飲みに行ったり遊んだら、楽しそうだ」と思える雰囲気の演出です。

実際、多くの同業者は一緒に遊びたいといった雰囲気を醸し出していませんでした。かなり稼いでいるはずなのに、お情けで仕事をもらうためでしょうか。わざわざボロボロの作業着で軽トラに乗って発注元に行く。発注元の社長はスーツでビシッと決めていましたから、一緒に飲みに行きたいとは思いませんよね。やっぱり同じ雰囲気の人と遊びたいと思うのです。だから私は高級車に高級時計を身につけ、彼らと同じようなファッションで行きました。

次に大事なのは事前の根回しです。社長さんの中には、あまり遊び慣れていない方もいました。そこで私は社長さんたちの好みを徹底的にリサーチし、好きな食べ物、お酒、二次会に行く場合は、クラブ、キャバクラ、スナック、どのタイプが好きなのか。場所はどこが好みなのか、といった情報を調べ上げました。

実際にお店で一緒に飲む際も基本にあるのはその場を“楽しむ”ということです。接待ではありますが、仕事をくださいといった雰囲気は一切出しません。とにかくその場を盛り上げ、社長さんに楽しんでもらうことだけを心がけていました。

酒の席に限らず、私は人とコミュニケーションしている際に、強く意識していることがあります。それは、言われて嫌なこと、場がしらけるような発言は絶対にしないこと、相手の心をしっかりと汲み取った上での言動を徹底することです。それはどんなに場が盛り上がって酔いが回っていてもブレないようにしています。

こうした姿勢で貪欲に人とつながっていった結果、気づけば、私は発注元の社長さんたちと毎晩飲み歩くような関係性を築いていました。それもこちらから連絡するのではなく、相手から「佐藤と飲みたい」と連絡をもらえる関係性です。

そのため当時は女性がいるお店も含め、夜遊びできる店の情報ネットワークがかなりありました。最近は夜遊びからゴルフにコミュニケーションがシフトしたので飲みに行く機会は減りましたが、それでも電話をかければ、すぐに酒の席をセッティンしてくれるクラブのママさんとの人脈は今でも健在です。









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