No.003 日給8000円で土建屋のバイトが始まる
2017年12月04日
土建屋といってもブロック関係が中心で、コンクリートを打ったりしました。建売住宅がすごい勢いで建てられていて、質より量でどんどん仕事をこなしていくことが求められた時代です。
半年後には1人暮らしを始め、1年経った頃にはおおよその仕事はできるようになりました。
1人暮らしの私の部屋には、高校から脱落した友達が集まってきました。スタートは日給8000円でしたが、1年後にはその会社から仕事を受ける「請け負い」になり、月に50万円くらいもらっていたので人も集まってきます。
その後は請け負う仕事も増え、ダンプも自分のお金で買いました。自分の下に2人から5人くらいの「組」を7組くらい作り、複数の現場仕事を仕切る規模になったので、「佐藤工業」を名乗ってその会社から独立したかたちになりました。19歳の時です。
時あたかもバブルの真っただ中。FAXで仕事の依頼がどんどん流れてきて、面白いように儲かりました。
一度仕事をした会社の社長さんは、一生懸命やる姿勢を認めてくれたのか、みなさんがかわいがって仕事を発注してくれました。私は、そうした人とのつながりには本当に恵まれています。